三寒四温とはよく言ったもので、
やっと暖かくなったかと思えば、またダウンジャケットに後戻りの繰り返し。
ひな祭りも過ぎ、もうすぐ春分を迎えようという今なので…
今回は、畑についてのお話をひとつ。
近年続く物価高もあり、「自分で野菜を育ててみたい」と考える方が増えたのではないかと思います。
かく言う筆者もそのひとり。
30代に入ったような頃からですが、ずっとこう言っていました。
「40になったら…畑をやる…やりたい……夢は、きっと叶うんだ…( ˘ω˘ )」
そしてついに念願叶ってこの春、畑デビューをいたしました。
ほんの小さな区画ですが、あまり土に触れる機会なく生きてきた筆者にとっては、なんだか大変特別なもののように感じます。
地植えっていいな…いいね…いいですよね…
さて。
そんな畑ですが、
一般的には庭やベランダに家庭菜園スペースを作る方が大半と思います。
筆者はいなべ出身ではないので、こちらへ来て驚きました。
「畑持ってる人ってこんなに沢山居るの!?(; ・`д・´)」
(いい意味での驚きです)
畑って、農家さんしか買えないんじゃないの。
てことは全員農家さんなの?(筆者は思考が極端です。)
え、逆にもしかして、私にも買える可能性が微粒子レベルで存在する…?
願わくば、畑を購入してみたい。
欲しいですよね、畑。
たねむら不動産にも、「畑をやりたいと思うのですが」というお問合せは、実はよくいただいております。
…「地目:畑」の土地。
不動産検索サイトや、当方にも取り扱いございますが、
この「地目:畑」という土地。
皆様こう思ったことはありませんか。
「うちは農家じゃないからこの土地は買えないんだろうな」
はい、はい。そうです。私もそのひとり。
すでに職業農家さんである人にしか買えないであろう、だが一般に売りに出ている「畑」。
なんだか煩雑な手続きが要りそうな、難しそうな土地。畑。
なのに、不動産検索をすれば「中古戸建!畑つき!」なんていう物件がいくらでもあります。(当方にもそういった物件がいくつかあります)
ですがそのような物件には、こうも書いてあります。
「農地法許可必要」
この記載が難しそうに感じますよね。
「農地法?許可???ほら、じゃあこの家は農家さんにしか買えないんじゃん」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし実際には、思ったより非農家さんが購入していく。
そして所長に聞きました。
「もしかして、畑って農家じゃなくても買えるんですか?」
完全に不動産素人です。雇っていただきありがとうございます。
この問いの答えは、概ね「YES」です。
実は一般の方でも畑を購入できる可能性があります。
畑。
つまり「農地」ですが、これは「農地法」という法律で守られているため、取得するには農業委員会という行政委員会の許可が必要になります。
※「おじいちゃんの畑を潰して家を建てたい」という時に許可申請するのもここです。この場合は農地を宅地に変える許可をとります。
農地は家や宅地のような自由売買はできないので、複雑で難しいように感じますが、要件を満たし許可申請が通れば、一般の方でも取得できる場合は結構多くあります。
農地取得要件というのは、例えば「年間150日以上農作業をすること」などです。
また、農地を買ってもできることできないことはあります。
例えば、申請すれば簡単な農機具置き場は設置できる場合がありますが、申請しても秘密基地の建造はできません。そりゃそうなんですが。
※詳細は農林水産省のホームページ等をご覧ください(^^)/
少し、心理的ハードルが下がってきたでしょうか?
但し現実的なこともある
やった!農業委員会の許可が通った!これでワタシも畑の主(あるじ)だ!
夢のスローライフが手に入ったら、現実的なことについても考えなければなりません。
そう、害獣対策です。
畑を荒らす”やつら”の存在を忘れてはなりません( ˘ω˘ )
いなべの多くの地域には、作物を狙って野生動物がやって来ます。
お猿が来ます。
鹿さんが、ウサギさんが、狸さんが(以下略
見ているだけなら可愛いですが…
いなべ初心者の頃(今もってまだ初級者ですが)、
山中の道を通って出勤したある日のことです。
目の前を、お猿の集団が!
どこかの畑で収穫したであろう大根を、
大勢がめいめい両手いっぱいに抱えて横断していくのを見送りました。
以前から所長に「畑を猿に荒らされる」という愚痴は聞いていましたが、
「フゥンそうなんだ、お猿がねえ」と軽く考えていました。
現実は、「作物が動物に食べられるらしい」と思い浮かべたイメージを超えていました。
畑の大根全部収穫した?というレベルに持ち帰られていました。
…てか持って帰るんだ(^^;)お猿賢すぎないか(笑)
当時はあまりの光景にちょっと笑ってしまいましたが、
畑をいじるようになった今、他人事ではありません。
もしいなべ市内で農地取得をお考えでしたら、
鳥獣保護管理法で許される範囲での対策は必要かと思います。
大がかりなもので言えば電気柵などですね。
※いなべ市では、農地の害獣対策にかかる費用の一部に補助金が出る場合があります。
詳細は市のホームページや窓口でご確認ください。
筆者の畑は今のところまだ無事です。(そもそも種まきしたばかりで作物がありません笑)
ですが、畑の周りで色々な動物を目撃することはあるので、明日は我が身と構えています。
野ギツネって実在するんですね。
トンビってそこらへんに普通に飛んでるんですね。
なんて自然豊かな土地でしょう。
どんどんいなべが好きになってきます。
現実その2 ~オーガニックってつまり~
これも、筆者の「畑開闢(かいびゃく)物語」で語らない訳にはいかないことです。
憧れていたんですよ。「オーガニック」に。「有機栽培」に。
都会に勤める会社員時代、買っていたんですよ。どや顔で。
「有機野菜お取り寄せパック」とか、そういう類のもの。
まさにこういう感じの
そして冒頭のような思考・願望が出来上がりました。
「40までには脱サラして内側から整う生活を!!」
自分だけの有機農園をやりたい、と。
そう思っていました。
いやいやいや、待て待て。
「有機」ってつまり、、、つまりじゃん!!
と気づいたのは、有機肥料を撒いた時でした。
そうだった~!!
有機ってつまり~!!
う~んこの香りだ!!!(゚∀゚)
と、日暮れも近い静かな畑でひとり大爆笑したのは記憶に新しいです。
その後、YouTubeで牛糞と鶏糞の使い分けについて学びました。
世の中にはまだまだ知らないことだらけです。
有機野菜は高価ですが、手間や苦労を考えればそりゃあそうだと、心から納得しました。
おそらくこの後、「虫が苦手」も克服していけることでしょう。
美味しい野菜のためなら、なんだって克服できそうです。
そして、日々私たちの食卓に美味しい作物を提供してくださる農業従事者の皆様には、本当に頭が下がる思いでいっぱいです。
と、
ここまで書きましたが、大げさに農地を購入しなくとも、お庭の一角だけでも、ベランダ菜園でも、自分の口に入るものを自分で育ててみる。
日に当たり汗をかくのは、精神的にも肉体的にもとっても健康になれそうです。
野菜に限らずお花を育てるのも素敵ですね。
ガーデニングもしてみたい
もし「畑買ってみたいかも」とお考えの方がいらっしゃれば、
お気軽にご相談くださいね(^^)/
種まきや苗を植えるのによい時期がやって来ました。
皆様は、今年はなにを育てますか?
たねむら不動産
寺本









