立春を過ぎると、風はまだ冷たいのに、光の色が少し変わります。
空気の匂いもどこか柔らかくなり、「春が近いな」と感じる日が増えてきました。
この街(いなべ)では、春はある日突然来るのではなく、少しずつ、気づけば来ているもののように思います。
家のこともきっと同じです。
本格的に動き出す春の前に、暖かくなる前に。
住まいのことも、少しだけ整えておくと安心です。
今回は、不動産的視点から
「春になる前にやっておくとよいこと」をまとめてみます。
空き家・実家の”冬明け点検”
冬を越えた建物は、目に見えない負担を受けています。
・雨どいの詰まりや外れ
・屋根のずれ
・凍結による配管トラブル
・床下や押し入れの湿気
春の草が生い茂る前に、一度外回りだけ確認をするとよいでしょう。
お家の中に風や光を通すことができればなお安心です。
売る予定がなくても、「家の健康診断」のような感覚で見に行くことをおすすめします。
草が伸びる前のひと手間
空き地や空き家の庭は、これから一気に草が勢いを増します。
普通に住んでいる家の庭でも成長速度は同じはずですが、人の出入りのない土地では、より一層速いように感じます。
本格的に暖かくなる前に一旦刈っておくと、
夏の負担が随分変わります。
近隣トラブルの多くは、実は「雑草」から始まります。
成長しきった雑草というのは、案外大きいです。背丈を超える、まるで樹木のように育ったススキやセイタカアワダチソウが境界を越えて隣家へ…
いざ苦情を受けてから草刈りに行くとなると、これは重労働です。
あちこち擦りむき、蚊に刺されながら、やっとの思いで済ませてみれば…服に付きまくるあらゆる種類の”くっつき虫”……ウッ…頭が…
早いうちのひと手間が、後の安心に繋がります。
名義や固定資産税の確認
4月になると新年度。
土地や家を所有している方には、固定資産税の通知も届きます。
・名義が亡くなった方のままになっていないか
・共有名義で整理が必要になっていないか
・使っていない土地をそのままにしていないか
近年の法改正により、
相続登記が義務化されました。(2024年4月から)
また、今年の4月からは住所・氏名変更登記も義務化されます。
(役場や各案内等で目にしたことがある方もいらっしゃるかと思います)
名義はそのままになっていませんか。
相続登記は済んでいますか。
引っ越しや結婚などで住所や氏名が変わったまま、
そのままになっているケースは少なくありません。
正当な理由なく手続きを行わない場合には、
過料の対象となることもあります。
とはいえ、難しいことではありません。
(即罰金!というようなものでもありません)
「そういえばどうだったかしら」と
まずは一度確認してみるだけでも十分です。
「いつかやろう」と思っている間に、
気づけば何年も過ぎていた!
…なんてことは、大人になると珍しくないですよね。
筆者も身に覚えがあります。(あり過ぎます)
大きな決断をしなくても大丈夫です。
まずは現状を知ることから。
書類の居場所を決めておく
衣替えの前に、書類の整理もしておくと安心です。
不動産屋さん的アドバイスとしては、
・登記識別情報
・固定資産税の納付書
・建築確認済証
・境界に関する資料
など。
賃貸の場合には、契約した時の冊子や書類など。
あとは、固定電話やインターネット回線など、様々な契約の書類たち。
熟読する必要はありませんが、これらの書類は普段殆ど使うことがないので、いざという時、探すのに時間のかかるものではないでしょうか。
先述した法改正のこともあります。この機会に一度ざっくり目を通し、わかりやすいところにひとまとめにしておくと、将来の安心に繋がります。
最後に
春は「動く季節」です。
「売る」「買う」の予定が無くても、
少しだけ整えておくだけで気持ちが軽くなります。
そしてこの時期の現実的な話をひとつ。
…確定申告、頑張りましょうね (^ω^;)
梅の蕾も開いてきましたね。
春はすぐそこです。
たねむら不動産
寺本









